2017年のエッセイ


2016年のエッセイ

12月     「12月に想うこと」

 

もう12月、やっと12月です。師走の語源を見たところ説が色々ありました。

その中で、お師匠様である僧侶が12月は忙しくて馳せ参じるから、というのが気に入りました。

 

鎌倉のお坊様たちも走っているのでしょうか。

 

さて、アメリカに続いてイタリアの国民投票。そしてオーストリアの大統領選挙の決選投票の行く 末が心配されていました。特に多くの難民がやっと辿り着いたオーストリアで、極右の元首が

選ばれる可能性もあったそうですから、難民受入れに寛容な党が勝利したと聞いて、ほっと、

胸をなでおろしたひとも多かったことでしょう。

 

これから氷点下にもなるヨーロッパ、激戦地のシリアにいる難民の人たち。

そして日本でも路上で寝ている人が気遣われます。    N.N.

 

 11月     「この秋に思うこと」

 

  10月16日、神奈川交流会の「日本国憲法における人権」に参加して来ました。

  参加者の皆さんの知識力や熱い思いには、とても>驚かされました。憲法について勉強不足であることを今更のように自覚し、 恥じ入っていたところ、ちょうどその後に、分かりやすい憲法の本が薦められていたので、早速注文しました。

 

  がんばって勉強します!!

 

  11月は、12日に映画「異国に生きる」の上映会、13日は鎌倉大仏フェスタでバザーを出店

します。鎌倉グループに入ったお陰で、色々なイベントに参加でき、そこでまた新たな出会い

が待っています。

  寒さに負けず、人の温かさで繋がる11月になりますよう、願っています。   石井

 

 

 10月     「人権の普遍性」

 

  今月16日に開催されたアムネスティ神奈川交流会では、「日本国憲法における人権」について、 「明日の自由を守る若手弁護士の会」の武井弁護士をお招きして講演とその後の質疑応答、ワークショップショップ を通して、「自民党憲法草案」において人権がどのように現行憲法とは異なる解釈になっているか、後退しているかを考え、今後 私たちに何ができるのか等を話し合いました。

 

 草案の前文では、アムネスティが活動の基本とする「人権の普遍性」が削除され、「人権の普遍性」を日本の 「歴史、文化、伝統」に基づいた独特の人権システムに置き換えています。

代わって、日本国の歴史と独特の文化を強調し、人びとに国へのプライドと国を守る意思を押し付けていているところは、 「教育勅語」に通ずるものと懸念されます。         

H.I.


「北朝鮮強制収容所に生まれて」上映とトーク

6月7日(土)早朝、台風接近による雨の中、ジャック&ベティ前の人の列を見て関係者一同が胸を撫でおろした。 準備・広報期間が一週間しかなかったのに加えて、一般にはなじみの薄い地味な映画だ。 ところが開場後すぐに用意した100部の資料は無くなってしまい、後の入場者には関係者の手持ち分を渡すことになった。

 

映画は淡々と、時には間をおいてポツポツと体験を語るシン・ドンヒョクさんの話が中心だ。 彼の無表情が、着用している真っ赤なTシャツとモノトーン・アニメーション映像との相乗効果を高めて、 収容所の真実を伝えてくる。

 

トークは、脱北者Sさんと北朝鮮難民救援基金の佐伯さん、司会のアムネスティで進行した。

 

脱北者に対して日本で一方的に作られている暗いイメージがある。しかし登壇したSさんは日本で前向きに希望を 持って生きている若い女性で、その明るい表情と、いつか故国北朝鮮へ帰って農業をしたいというドンヒョクさん の熱い想いは、観客にはうれしい驚きだったようだ。

 

 朝日新聞はじめ地元の神奈川新聞等が記事にしてくれたことも功を奏したのか、 5日間の上映期間で500名を超す観客動員があったとの知らせが劇場側から送られてきた。 北朝鮮の人びとに一日も早く「自由」が訪れることを望むのみだ。

                             2013/12/9 (H.I)


茶色の朝

第一次安倍内閣による「教育基本法改悪」時には、あれだけ 大規模なデモが行われたにもかかわらず、新聞は一行も 書かず、テレビも一言もそれに触れなかった。

 

そして今回、メディアは一斉に「特定秘密保護法案」に対する 懸念を表明し、連日、関連記事が紙面を占め、映像がテレビを 賑わした。自分たちの首に綱が掛けられてきたからか?

 

しかし、突如の強行採決。

「茶色の朝」の文字が頭をよぎった翌日の夕刊に 「民主主義の基盤揺らぐーイタリアの社会派監督が警鐘」 の記事を見つけた。

「イタリアでそんな法律ができたら、見直しの国民投票 に向けた市民の動きが翌日から始まるだろう」

安倍の次の手を封じるためにも、今、私たちに今、即行動が求められている。

                             2013/12/9 (H.I)


自治体の補助金打ち切り連鎖

食糧不足にあえぐ国民の窮状をも全く意に介さず、核開発に進む朝鮮 民主主義人民共和国(北朝鮮)に世界中が懸念を示している。

そんな中、神奈川県までもが、高校の無償化対象から朝鮮学校を 除外し、全国の自治体でもその流が止まらないが、以下の東京新聞 の記事にある神奈川大法科大学院、阿部浩己さんの話は、その矛盾を 実にはっきりと指摘している。

国際派、人権派を自認する神奈川県知事にも読んでもらいたい記事だ。

 

「特に神奈川県では学校の存続が危ぶまれ、学ぶ権利を奪いかねない。

神奈川大法科大学院の阿部教授は『首長の仕事は日本国籍を持たない

人も含め住民の生活を守ること。その任務をはき違えている。』

『補助金を打ち切ることで核開発や拉致問題が解決することはありえない。

外交や政治が解決できないツケを、一番立場の弱い在日の子どもに回して

いるだけだ』」

 

2013年2月21日、東京新聞より抜粋

                        2013/2/22 ( H.I.)


2013年 新年例会


巳年に寄せて

なんとなく、ひとつくらいは正月らしいことをしてみたくなるものです。そうそう、新聞で「銭洗弁天」のことが出ていたっけ。 よし、早速出かけてみよう!と、久しぶりに銭洗弁天へ足を運んでみました。「銭洗弁天」の正式名称は「鎌倉銭洗弁財天宇賀福神社」 なんと巳年巳月巳日、源頼朝の夢枕に宇賀神が現れ、霊水のありかを教えたとの事がこの社の事始だそうです。宇賀神は人頭蛇身で 農業の神様として日本で信仰されたといわれている神様で、 弁財天はそもそもはインドのヒンドゥー教のサラスバティー(河の神様)で仏教の守護神となって日本に伝来したものだそうです。 弁才天→弁財天となって、 お金にもご利益のある神様と想像が膨らむところがご都合主義でまた面白いですね。

お正月くらいは前途明るく、縁起のいい気分でいたいものなのでちょっと出かけてみました。

アムネスティも脱皮して再生する蛇にあやかり新しいステージに立ち、また、財政的にも運が向いてくるといいのですが!!

(小銭を洗ってくるのを省略してきてしまったのでダメかな?)

2013/1/23 (たか)


「アジア的人権」?

ASEAN(東南アジア諸国連合)が採択しようとしている「人権宣言」が著しく「世界人権宣言」の人権基準を逸脱しているので、その採択に待ったをかける声が、アムネスティ・インターナショナルをはじめとする国際的な人権団体からあがっているという。

 

このニュースを読んで脳裏に浮かんだのが、1991年横浜開催のアムネスティ「世界大会」における基調講演で、マレーシアの元「良心の囚人」チャンドラ・ムザファーさんが語った言葉だ。アムネスティの活動で釈放された彼が、「アジアにはアジアの文化や経済発展レベルに合わせた『アジア的人権』があって然るべきだ」と言って、多くの参加者から失望の声があがった。

 

あれから20年。東南アジアの経済成長はめざましく、それに伴って一般市民の生活、教育レベル、女性の地位も向上してきているはずなのに。

また「アジア的人権論」も影をひそめてきていたのに。

 

「とくに懸念されているのは、同宣言の一般原則だ。

現草稿の一般原則第6、7および8条によると、人権は『義務の履行に見合って』、また『国家および地域の状況』や『異なる文化・地域・歴史的な背景』に応じて与えられるとされている。」 「また、同草稿で宣言されたすべての権利が、『国家安全保障』や『公衆道徳』といった、広範囲にわたる理由で制限される可能性がある。」 (アムネスティ・インターナショナル発表 国際ニュースから抜粋)

 

「『人権、人権』といっているから『義務』が疎かにされるのだ。日本には『先祖や両親を敬う』といった日本独自の日本的価値観がある」

なんておかしなことを言ったり、「非嫡出児の権利を認めると日本の家族制度が崩壊する」と言ってはばからない政治家がいる。

先祖や両親を敬う文化は万国共通のはずだし、非嫡出児の権利を認めないのは、憲法に違反する明らかな差別行為のはずだ。

日本がASEANの構成国でなかったは幸いだったが、これに勢いを借りて、政治家が「日本的人権論」を振り回すようにならないでほしい。   

2012/11/15 (H.I)


「石田泰尚&山本裕康コンサートinよこはま~魂の自由を求めて~」

「世界中で人権侵害に苦しむ方々の生活を変えようと尽力されているアムネスティの皆さまの活動は素晴らしいと思います。 今回、そのような皆さまに演奏の機会を頂き大変感謝しております。本日の演奏が少しでもアムネスティの活動の支えになれば嬉しいです。」

今年、2012年6月のコンサート・パンフレットに演奏者の石田さんが寄せて下さったメッセージです。

 

アムネスティ・インターナショナルが設立されて半世紀が過ぎて初めの年の神奈川コンサートです。 アムネスティ・インターナショナルの活動が始まってから50年を過ぎても、アフリカ・中東・アジアなど 世界各地で人びとが「自由」のために戦っている今年、コンサートは再び「自由」をテーマとしました。

1月、コンサート・テーマが「魂の自由を求めて」に決まると、このテーマに賛同して下さった、 今最も注目されていて今後を期待されているバイオリニストの石田泰尚さんとチェロの山本裕康さんの 出演が決定しました。

お二人には、2001年のアムネスティ・インターナショナル設立40周年記念チャリティコンサート 「自由をみんなに」にもご出演頂いています。

 

6月23日、440席が埋め尽くされた横浜みなとみらい小ホールは、前半、バイオリンとチェロによるモーツアルト とラヴェルのデュオで熱く湧き、インターバル前の石田、山本さんとアムネスティ日本顧問、イーデス・ハンソンさんとの ショートトークでハンソンさんが二人から引き出されたエピソードで温かい笑いに包まれ、後半、ピアニストの諸田由里子さん が加わったベートーヴェンのトリオで再び熱く燃え、アンコールの「トロイメライ」でようやく静寂を取り戻して、夜の帳に包まれ、 満足顔で家路につく人びとを見送りました。

 

11年ぶりに新調された透明の3個の大きなカンパ箱は、アムネスティのロゴマーク、ろうそくのシールが貼られ、今年もハンソンさん や若林事務局長たちに抱えられて、会場の内外を廻り、皆さんからカンパを頂きました。

今年はアムネスティ・コンサートへ初参加された方が多かったようで、ショートトークで、ハンソンさんからアムネスティの活動紹介があり、 中国の人権活動家、陳さんの家族のための手紙書きへの参加が呼びかけられましたが、カンパ箱への手の伸びはいつもより少なかったかもしれません。 しかし、アンケートには、「アムネスティのことをもっと知りたい」「情報が欲しい」との回答が寄せられ、翌日、初参加の方から入会お申し出のうれしい電話がありました。

 

日本では、まだまだアムネスティの知名度が低いのをコンサート活動の日々に感じます。コンサートを通して、アムネスティ活動を少しでも広げられたらいいですね。

2012/7/19 (H.I)


私の心に残る言葉3つ

「井の中の蛙になるんじゃないよ。これからの女の人は広い世の中を見聞きしなくちゃいけないよ。」

これは、小学校6年生の時亡くなった祖母からの言葉。 隣地に住んでいた祖母の家には昔ながらの井戸があり、夏になると、家の周囲からウヮンウヮンと鳴り響く 蛙の鳴き声・・・・。農家の嫁として生きた祖母こそ井戸の中に閉じ込められた蛙のように、家から歩ける範囲での世界、とても狭い世界で生きてきた。寡黙な人だったが、彼女の思いが孫の私の中に生きている。

 

「あなた方は思想を持った人間になってください。」

高校生のとき、他校に赴任される生物の先生が、最後に生徒たちに語った言葉。 私は、思想って思想家が持っているものだと思っていたので、単純にびっくりした。そんな程度の高校生だった。でも、驚いたおかげで、心に刻み込まれることになった。

 

「皆さんは、発信する人になってください。」

大学の恩師が、卒業後、年月を経て語った言葉の一つ。そうか・・・もう、吸収しているばかりではいけないのだな。発信していかないといけないんだな・・・。 彼から何を学んだかと問われるとあやふやになってしまういい加減な学生だったが、彼の生きる姿勢そのものが憧れだった。怠慢な私が重たい腰を上げてHPを作る原動力にもなった言葉。

2012/5/27 (たか)


映画館のご案内 京浜急行線(黄金町駅)より徒歩5分「ジャックアンドベティ」

5年前に閉館の危機がありましたが、支配人と熱狂的ファンにより閉館は回避され、上映を続けています。

映画は幅広い選択で、美空ひばり、三人娘やワイルドなアクション映画から、3.11と原発を考える「カリーナの林檎」、「プリピチャ」(チェルノイブリから4キロの町)、現代日本映画、フランス映画、韓国映画、イラン映画、アニメーション、ドキュメンタリーと多種多様なプログラムです。

 

今、お勧めは私が見た「サラの鍵」です。

2010年、フランス映画で東京国際映画祭最優秀監督賞と観客賞をダブル受賞しました。 1942年、パリでユダヤ人が迫害され、アウシュビッツ収容所に送られた事件に基づきます。 原作は全世界で300万部突破のベストセラーです。

ストーリーはユダヤ人一家の長女サラが検挙された朝、弟を納戸に入れ、鍵をかけたことから始まります。 また、もう一つ2010年現代の話、パリに住むアメリカ人女性記者ジュリア45歳のスト-リーと交差します。

ジュリアは子供がいますが、第2子を望んでいますが、妊娠してみると夫の猛烈な反対にあいます。

人生の岐路に立ったジュリアはやがて、サラの行方、真実を探そうと決めます。

サラの足跡をたどると、サラの秘密が、次々と明かされます。

 

単なるお話では済まされないユダヤ人虐殺、それによる個人の悲劇、私たちも、この事実を知らなければなりません。 他の人に伝える事も大切な使命です。

そして、サラの悲しみを見つめ、自分の未来も変えたジュリアにあなたも共感するでしょう。

 

ジュリアも輝いていました。

このサブタイトルは~新たな人生を歩きだそうとする全ての人へ~。

そうです。私たち全ての未来の輝く人生のために!!!

2012/5/7 (The blue frog)


日本の死刑執行に対する海外の反応

3月29日、日本で約2年ぶりの死刑執行の報が伝わったその翌日、

次のメイルが、 アムネスティのある海外支部の女性スタッフからメイリングリストを通して届いた。

 

"I don't know about you folks, but people I've spoken to in passing here aren't even aware that Japan has the death penalty, even worse how they carry it out!"

「あなたたち支部の人たちはどうか知らないけれど、事務所で通りかかるひとに話したら、日本に死刑制度があることにさえ気づいていないの。

もっとひどいことに、執行があるなんて!」

 

世界の3分の2以上の国が法律上または事実上死刑を廃止し、

アジア・太平洋地域では41ヵ国中、フィリピンなどが既に死刑を廃止し、

最近モンゴルも「死刑廃止条約」に加入して、13ヵ国だけが死刑制度を維持している。

 

「死を持って償う」という文化(?)が依然として存在し、仇討ものにも人気がある日本で、 「人権」について話していて賛同を得られても、こと死刑に話が及ぶと途端に、 相手側が無口になったり反応が無くなったりでこちらも話が続け難く 、日本で死刑廃止にコンセンサスを得る難しさを感じてしまう。

こんなときいつもひっぱり出してきては繰り返し読んでいる一文に、 2008年11月28日の「東京新聞」夕刊、「放射線」に載った作家、星野智幸さんの「死をうながす死刑」がある。

 

 

 死刑を必要悪だと考えていた筆者であるが、

 「抑止であったはずの刑罰(死刑)が今は、正反対の効果を及ぼしているよう

 にしか見えない」

 「『余計な人間の命は奪ってもよい。生きているに値しない人間は、死んでも

 良い』とでも言うような、 人を死や殺人へと駆り立てるグロテスクなメッセー

 ジに変わったと感じる」

 「大人が次々と自ら命を絶っていく環境は、『自殺は普通のことだ』というメ

 ッセージとなり、死へのハードルを低くする。同様に、死刑判決が乱発され、

 次々と執行される世では、他人の命を奪うことへのハードルが低くなる。死へ

 駆り立てられる社会では、『死ぬこと』も『殺すこと』も、同じ行為になって

 しまう。」

 「死刑が目立つ社会は、紛争下にある 社会とあまり変わらない」

 と言っている。

 

 

「死刑」ニュースは、私に子ども時代を思い起こさせる。

死の恐怖に怯えていた空襲から解放され、童謡もクラシック音楽も昼間から自由に聴けるようになった頃、 私を襲った最初の恐怖は「東京裁判」での死刑判決とそれに続く「絞首刑」のニュースだった。

訳も分からない小学生だった頃から、以来「絞首刑」ということばは、私のトラウマとなってしまっている。

今もニュースでこのことばが聞こえてくると真っ先にテレビを消してしまう。

 

シリアの子どもたちの恐怖の表情が、私の時代の日本の子どもたちの顔とオーバーラップする。

私の世代の人たちにとって、あれは既に過去だけのものになってしまったのだろうか。

戦争のない日本で、しかし連日殺人やまた「死刑」のニュースを目に、耳にする子どもたちは今どう感じて、どう育っていくのだろうか。

 

「えっ、日本に『死刑』なんてあったの?知らなかった」と子どもたちが言える国に早くなって欲しい。

2012/3/31 (H.I)


映画『風の馬』のお知らせ

映画のお知らせです。

数年前に かながわグループで上映したものです。

この作品は1998年に、チベットのラサやネパールで監視の目をかいくぐり撮影された劇映画です。 チベットは、報道規制により、外国からのカメラが入ることは許されません。 本作は、実話をもとにチベット問題を真正面から捉えた衝撃作として、世界各地で上映され芸術的な賞賛と政治的な論争を 呼びました。ここに描かれていることは、今も変わらないチベットの現実です。

とき:3月27日(火)14:00~15:40

ところ:逗子文化プラザ1階さざなみホールにて。

入場無料 当日先着100名 主催は逗子市立図書館です。

2012/3/23(たか)


卒業式

子どもの卒業式は、どきどきする。

みんなが立ち上がっているときに、ひとり 座るつもりでいるから、小さな覚悟がいる。たったそれだけのことなのに、どきどきする。

子どもが3人。小学校から高校まで、入学式と卒業式あわせて約15回のほんの小さな覚悟のひと時。

保護者としての行動だから、別に誰から非難されることも、実害もない。

それでも、なんといっても居心地が悪い。どぎまぎする自分にも、情けないと腹が立つ。

まあ、それでも座れるだけでよしとしよう。

あと1回、腰を下ろすチャンスがある。

2012/3/10 (たか)


今、もっともお薦めしたい2冊   その1


今、もっともお薦めしたい2冊 その2


お薦め2冊を読んで

2冊を読んで思う。

今、日本の若者の「怒り」は権力、未来に立ち向かう方向ではなく、弱者、あるいは自らの内に向かって完結してしまっているのではないかと。

1月のアムネスティ鎌倉の例会で、2人のカナダ出身のメンバーが「日本は『人権』について教えていない」と同時に口にした。

カナダでは、小学校入学と同時に「人権」について、「子どもは親から愛される権利があること」「人からいじめられない権利があること(だからいじめてもいけない)」等などを学ぶという。

翻って日本はどうだろうか。

諸外国から大きく遅れて1994年、国連加盟国のうち158番目に「子どもの権利条約」を批准したが、当時の文部省は「子どもの権利条約」を批准しても基本的にはこれまでのやり方を変える必要はないという主旨の伝達を各都道府県教育委員会などに送っている。

 

日本人が不正に怒り、未来に向けて自ら活動を起こすようになるには、まだ時間がかかりそうだ。

 2012/2/16 (H.I.)


HPはじめました!

3月初旬の最終講座までにアップが間に合うかどうかが懸念されて いたアムネスティ鎌倉グループのホームページですが、 細かい点の修正はまだまだ要るものの、 なんとか一応の体裁を整えて2月開設にこぎつけられました。

 

人頼みにしていても始まらないと、 ホームページ講座に申し込んだのが昨年2011年の夏。 偶然にも他のNGOからの申し込みがなく、アムネスティのメンバー3名 だけで講師の先生を独占して教えて頂けるという幸運に恵まれ、 PCの基礎からHTML、テーブルを前期10回の講習でクリア―(???)し、 プリミティヴながらホームページの体裁ができあがりました。 後期8回の実践編の今、手探りでホームページを作っています。

 

今後、鎌倉グループ・メンバー全員の声、ノウハウをホームページ づくりに生かし、グループ色のあるホームページがつくれれば、 そして多くの人にページを訪ねて頂けたらうれしいです。

2012/2/3 (H.I.)